2023年11月19日日曜日

敗軍の将は兵を語らず

 わたしまけましたわ

 今日、あるコンペがあったんですが残念ながらうちのグループが推していたブツが敗退しました。対象は、現在の量産品の次期モデルです。残念ながら売れ行きは芳しいとは言えないので、ユーザーや体験会参加者からアンケートを集めたところ、最も多かったのが「価格が高い」でした。
 そこでうちのグループが出した結論が、「現行モデルを簡素化して、性能を落とさず価格を下げる」でした。それに対して対抗グループが出した結論が「構造を根本から変えて性能を上げる」でした。また、制約条件の1つに「設備投資などの追加予算は極力なくすこと」でした。うちのモデルだと現行の装置とプロセスがそのまま使えるので追加投資はなし。向こうのモデルは内製するなら装置の改造が必要、それが不可なら外注に出す、です。
 こう書くと、アンケートからのコンセプトでも制約条件でも、うちのモデルの方に勝算がありそうですが、コンペの開始前から圧倒的に相手側を推す声が多数(笑)コンペも完全なアウェーの四面楚歌状態。相手に賛同しないうちだけが悪者、の雰囲気。リーダーも孤軍奮闘しましたが多勢に無勢、でした。
 いや、ね、うちとしてもどうしてもうちの案が最善だからこっちに決めろ、とは思ってなかったんですよ。相手の案も一理あるから懸念点を払拭して説得してくれれば構わない、そう言っていたのに相手からは「うちの案の方が優れている、そっちの案はダメだ」以上の回答が得られず・・・(泣)事前に要望を書いて渡してあったのに、「答える価値すらない」の態度を取られたらねぇ・・・そこまで推すなら責任を持って進めてくれるならいいんですけど、「モノ造りはそっちの仕事。できなかったらそっちの責任」と言わんばかりの態度を取られるとねぇ。そのモノ造りの側から懸念点を出しているのに無視したのはどっちなんだか。
 ここまで拗れたら上長が英断してくれたらそれに乗れるのに、玉虫色の結論で締めちゃうんだもんなぁ。コンペから帰ってきたリーダーの覇気の無さは可哀そうなくらいでしたよ。放り出して向こうに責任取らせたらいいのに、できないんだよなぁ、うちのリーダー(笑)
 昨日まで残業も厭わず検証してきたけど、今日で中止と決まったので来週からどうするんだろ。両モデルに共通する案件に関しては結論まで持って行くために進めるけど、うちのモデル特有の検証はしなくてよくなったからなぁ。俺は所詮しがない派遣の身、リーダーが復活するのを待つしかないかな?

 そんなこんなの中、今週のペパクラの進捗です。

 脚~股関節~上半身の仕様がまだ固まってないけど、こればっかり進めてると写真に変化が乏しくなるので腕部、先に設計しました。設定画に沿って描いてるつもりなのに何か違う気が。「どこが?」と言われるとそれはそれで困るんですが。細かい・見えないところは自由に設計してもいいはずなんですが、どうも苦手なんですね。見えてるのを真似する方がいかに楽か再確認してます。
 とりあえず今月中にランドセルまで完成させたいな。年内は武装まで終わらせたいけど、一般兵のマシンガンの他、隊長機のライフルまでは造るかな?カスタム機のガトリング砲はなしかな。