ZGMF-X13A PROVIDENCE GUNDAM

 ガンパク15出展作品 その1。

 1/100スケール 2作品目。
 TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』よりラスボス『プロヴィデンスガンダム』です。敵側ガンダムとなれば、少しイロモノが入ってくる場合もありますがコイツは純粋に『敵らしい』ガンダムになっているように感じ、いつかは作ってみたい機体の1つでした。
 1/60スケールだと背中のドラグーンが大きくなり過ぎて、作るのも置くのもどんなものかと思いましたが、1/100スケールならなんとかなるんじゃないか?との判断から作製です。

 各部のアップ。今回、機体ベース色がグレイなので描き込みには頼らずディテールを表現することに。鬼門のパイプも頑張りましたよ(笑)
 駄文中にも書きましたが、最初は『MG』を参考資料に設計を始めましたが『どうにもイメージが違う』と言うことで途中から『ROBOT魂』に進路変更。よりどっしりした重厚感が出せたのではないかと。(MGはスマート過ぎて、設定資料とはかけ離れた感じなんですよねぇ)特に脚はこのくらい太くないと。

 武装関係もフル装備。『複合兵装防盾システム』は下腕に嵌めるだけ。最初は拳と入れ換えで挿し込み固定する予定でしたが、さすがにあの内部でうまく挿し込むことは不可能なので、下腕全体に嵌め込む方式に変更。本当は拳ごと入るのが正しいんでしょうが、最初の設計でそうしないようにしたので結局はそのまま。あの防盾の中に拳はありません(笑)
 ユーディキウム・ビームライフルは、描き込みなしのモットウの元、紙の重ねでディテールを追加。(元々『グレイ90』なので書いても見えないだろうから正しい選択だったかと)
 本機最大の特徴である『ドラグーンシステム』もイイ感じに仕上がり、背負ったまま倒れることなく済みました。

 更にアップ。『描き込みには頼らない!』なんて大層なこと言いましたが、裾の部分が作製に無理が出そうだったのでアッサリ描き込みに変更。パイプも根元の一部が胴体に直付け、など苦肉の策もチラホラ(泣)
 ただ、顔は悪役らしく、これまで一番出来がイイかも。

 ドラグーンシステムで見えない背面を特別に紹介。見えなくなる部分と言えど手は抜いてないですよ。腰部のドラグーン取り付け部もきちんとしてあります。ドラグーン本体の裏面も、組み立ての関係でいつもと違った糊代にしてみましたが、案外イイ感じに仕上がったかな?

 最後にドラグーンシステムは全て取り外し可能になってます。持ち運びの際の分解を考慮したのはそうなんですが、展示の際に場合によっては
 『ドラグーン全機発射』
を再現してもイイか?なんて欲をかいた結果でもあります。

 と言う訳でプロヴィデンスガンダムでした。
 取り敢えず、『ドラグーンを背負ったままでも自立する』のが実現できたのは僥倖です。(某T氏にも『あ、ちゃんと立ってる』って言ってもらえましたし)これまで設計した中では一番完成度が高い作品になったと思います。