ZGMF-600 GuAIZ

 ガンパク15出展作品 その2。

 1/100スケール 3作品目。
 TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』より『ゲイツ』、しかも量産機カラーです。『何をマイナーな機体を・・・』とお思いでしょう。そう、マイナーな機体だから立体化に恵まれず不遇の機体ですが、敵側量産機=やられメカでありながら意外と格好イイと思いませんか?
 コイツを作るためには何かしらの理由が必要(その考えの時点でマイナーなんだって気付けよ(笑))なんですが、今回、『プロヴィデンスガンダム』からの『ラウ・ル・クルーゼ繋がり』で『どうせなら量産機の緑でしょ』ってことで。(我ながら妙案と自画自賛。当時は(泣))
 今回最大の難関は、立体化に恵まれていないために参考にできるガンプラ作例が圧倒的に少ないこと。設定資料では不明な点・矛盾点を作例に頼らず自力で解決せざるを得ない訳で、『自由に作れるんだから簡単じゃ?』と言われますが、想像性と創造性と独創性を問われる訳でもあるので、なかなかにプレッシャーですよ?

 各部のアップ。今回も、機体ベース色が緑なので描き込みには頼らずディテールを表現することに。今回の肝は、脛~脹脛に掛けてのディテール。描き込みで済ませることも可能ですが、何となく立体にしてみたく、頑張ってみました。

 武装関係もフル装備。シールドの『ビームクロー』も再現。ただし、これが正解なのかは不明(と言うのも、設定画からは読み取れないし、作例は少ないし、唯一見つけたTV放送の一コマらしき画像がこんな感じだったので。証明のために再び検索したんですが・・・見つからず)
 ビームライフルも設定画通りに作ったら、どう見ても下腕装甲に干渉して真っ直ぐに持てない。ビームライフルを独自構造に変更するのも少し違う気がして、苦肉の策として手首に角度を付けることで対応。ビームライフル自身もプロヴィデンスガンダムのようにディテールを再現するつもりだったのに、すっかり忘却の彼方。完成してから『あ、忘れてた』と思い出したけど後の祭り、面倒なのでそのまま放置。
 腰部の『エクステンショナル・アレスター』も再現したけど、これは失敗作。ケーブル自体は背中のバックパックから出てますが、先端部は腰部装甲に取り付け。その装甲自身が小さいのでコッチを取り外しにするには基部の設計が難しそうなのでケーブル側を取り外し可に(搬送時、胴体とバックパックは分離するため)。設計中は気が付きませんでしたが、出来上がってみると挿し込みの向きが悪く、羽根が邪魔して上手く入らないことが判明。回避策を思い付かなかった訳ではないですけど、どのみちバックパック自体を作り直さないといけなかったので面倒で放置。ガンパク15当日、本撮影当日は無理矢理挿し込んでます。

 と言うことで、『ゲイツ』でした。
 一方向(写真1枚目。左前方斜め)からのプロポーションは格好イイんですが、それ以外の方向から見ると・・・少し太っちょ?この辺がまだ私の実力ってことなんでしょうねぇ。
 『エクステンショナル・アレスター』を作り直さなかった理由ですが、もう1つ。場合によっては『ゲイツR』への換装も狙っていたため。ゲイツRにはエクステンショナル・アレスターが未装備なので取り外しができるようにしたかった、のが大きいですね。腰部のレールガン、バックパックのスラスターは交換・取り外しできるように設計はしてありますし。