ガンパク16出展作品 その2。
A・トールのペア、と言えば、魔導大戦の最後を締めくくる、この1機、
『黒騎士 バッシュ・ザ・ブラックナイト』
をおいて他にはないでしょう。それも、3代目黒騎士デコース・ワイズメル騎乗のバッハトマ魔法帝国所属の重装甲仕様に。
しかしここで、はたと困った。今年は初代ガンダム40周年記念に掛けて作ろうと思っていたが、ベースの機体を何にするか。
『R・ギャギャ繋がりでギャンにするか?』
『いや、ギャンは洋装で和装の黒騎士とは合わない』
『和装と言えば、武者ガンダムがある』
『武者ガンダムは初代と言っていいのか?』
『それなら「騎士」に掛けて騎士(ナイト)ガンダムもある』
いろいろ思案した末、『主人公機が悪役側ってのもいいかも』と言うことで、ベース機は『RX-78-2 ガンダム』で行くことに。
その後、『TV内での異名「白い悪魔」に掛けて白騎士にするか』とか『オリジナル?バッシュに掛けて紫系に寄せたら、まんまサイコガンダムじゃん』とか、紆余曲折がありましたが今の色に落ち着きました。
各部のアップ。
プロポーションは思いっきり黒騎士に寄せました。各パーツは出来る限りガンダムを模して上手く融合できた感じなんですが、胸部がまんまガンダムで浮いた感じは消えてませんね。
一番苦心したのは腰の装甲。重厚感のある厚みの再現と重さとのバランスが難問。軽くするために装甲同士で繋ぐ案も検討したけれど失敗、基部も保持力と重さの兼ね合いに苦心しました。その甲斐あって、1/100にしてはイイ感じに仕上がったかと。
浮いた元凶は腹部。M.H.と言えば細い腰、なのでこれは必須。ちょっとバッシュに寄せ過ぎた感は反省。腰部から腹部への下からの流れはイイ感じなのに、腹部と胸部のバラバラ感が残念。色をバッシュみたいに黒で揃えたら統一感が出たかも(本当は赤も青ももっと暗い色にしたかった。そうすればイメージが変わったかも)。
腕は肩装甲がガンダムなだけで、ほぼバッシュ(笑)。でもマルイチモールドは忘れてないですよ。
脚は、自画自賛ながらイイ感じの仕上がりかと。ガンダムの意匠を残しつつ、バッシュの脚らしく見えませんか?
最後に、シールドありの写真も。これもデザイン的に四苦八苦した代物でして。本当なら、黒の中にワンポイント、の色バランスが格好イイのですがガンダムのシールドを模した以上、赤の面積が増えるのは致し方ないところです。
と言うことで、『黒騎士 ガンダム・ザ・ブラックナイト』でした。
完全に納得のいく出来、とは言い難いですが魔導大戦の2機を仕上げられたのは満足です。作り直すなら胸部だけかな?腰部装甲は作り直したくない(笑)
因みに、作成途中、某H氏から『マンダラガンダム?』と言われてます(確かに、剣持たないとそう見えるよなぁ・・・)。