ガンパク14出展作品 その1。
藤岡建機さん著『A.O.Z.-Reboot』からバーザムです。藤岡建機さんの描かれるモデルは以前から気になっており、いつかは作ってみたいと思ってました。バーザムと言えば
・TV版
・カトキハジメ(センチネル、GFF)版
・近藤和久版
と複数存在。カトキ版も嫌いじゃないですがコレ作るなら素直にMk-II作ります。バーザムは『異形』であるべきと思ってますので。かと言って、TV版には食指が・・・(笑)
今回の藤岡版は『A.O.Z.-Reboot』用にリファインされたモデルで、実はこれ以前に1機存在します。個人的にはコッチの方が好みなんですが、資料も限られており参考にできる立体物もないので今回はこのVer.でいくことに。
(裏の思惑として、出来が良ければ赤のレジオン捕獲後や『RX-124 バーザムII』へ発展するのもアリか、というのもありました)
各部のアップ。一瞬、『プリムローズ』内蔵の分離・脱着形式にしようか思ったりもしましたが、胴体の軸がなくなり安定の面で心許無く感じたので今回はオミット。見た目と安定重視にしてあります。
さて、今回の肝の『股間部』です。TV版発表当初から諸説あった、
『平面なのか、凹んでいるのか』
です。確かにどちらともとれるデザインです。
当初は『ココはメガ粒子砲なので凹(=ZZの頭部と同じ)』説が大勢を占めていたと思います。対して『黒ポツはエネルギーチューブの挿し込み口なので平面(=エルガイムと同じ)』説も一定数いたと思います。
そんな中での私の見解ですが、デザインを見ると四隅にカバーから内部に伸びるパーツがありますが、3方はあるのに黒ポツ部だけありませんね?もしメガ粒子砲なら邪魔じゃないか?邪魔じゃないとしてもバランス的に1ヶ所だけ無くす意味はないのでは?つまり、その箇所は付けられなかった=その位置に別のパーツ=黒ポツがあった、となりますので『平面』説を取りました。
(最近になって、『あそこはセンサーだった=平面』説が関係者から発表?がありましたね)
とは言っても、『俺はメガ粒子砲以外認めない!!』と言う方も居られるかもしれませんので、取り換え可にしてみました(販売もしないのに?(笑))
今回の肝のもう1つ。バーザムのデザインの特徴の1つに『脚が胴体から直接出ている』があります。モデリングとしては特に難しくはないんですが、紙なので経時のヘタレを考えての『両脚を挟み込む+上半身で抑え込む』構造が使えなくなります。
いろいろ試行錯誤してみたんですが、見た目と強度を両立できる構造が思い浮かばず、期限も迫ってきたので『ガンパクの展示期間だけ保てばいいや』と妥協し、見た目重視でいきました。(最後の悪足掻きで、脚の頭頂部が胴体の一部と接触して少しでも保持力を上げるようには努力しました(笑))
武装関係です。
二の腕に空いた大穴はビームライフルの取り付け穴です。ココの肝は『腕と連動してビームライフルも可動する』です。そのために肘とビームライフル可動部の軸を同軸になるように設計してあります。組み立て時にズレると上手く曲がらなくなる可能性がありますが、今回は上手くいったようです。
ただ、通常のビームライフルなら手首と一緒に挿し込むだけでいいのですが、今回は二の腕部の基部とは挿し込み方向が直交するため一工夫必要で、ちょと変わった構造を採用してます。
と言う訳でバーザムでした。
藤岡建機さんのモデルは好きなので、今後も何か作製することになると思います(近々、そのつもり)。先にも書いた発展機への展開も思案中。
さてココで1つご報告。もしかすると『1/60スケール』での作製はこれが最後かも。次回作から『1/100スケール』に挑戦の予定。その経緯は次回作の冒頭で。